『クラスと学校が幸せになる『学び合い』入門 会話形式でわかる『学び合い』テクニック』西川純

何冊目か忘れたけど久しぶりのアウトプット。

 『学び合い』の本はこれで4冊目。今回強く考えさせられたのは『学び合い』はやり方ではなく考え方を変えた授業方法であるという点。強化学習が目的ではなく、集団づくりや援助希求を去る力を育てることが目的にある。

また、子どもの有能を信じることがベースにある。その反面、教師の全能性を否定している授業形式なのだと感じる。1人の教師がすべての子どもに教えることができるという前提を崩し、1人の子どもに最適な先生が必要であることを西川氏は伝えているように感じた。ここが一番のパラダイムシフトだった。より子どもが学ぶことができるから『学び合い』をするのではなく、『学び合い』でなければならない理由がるから『学び合い』なのだと感じた。

 

また、西川氏は非常に戦略的な『学び合い』の進め方を提案している。イベント的な週1からの『学び合い』から始め、全員が達成できるレベルの課題設定、その目安は最初の15分で1人目の生徒が達成できるレベル、さらにその指針は教師が7〜8分で解けるレベルというように誰もが再現できる基準を示しているため実行に移しやすい。

また、『学び合い』を進める上で生じるリスクにも触れている。特に保護者や同僚との軋轢に関しては多くの項数を費やして解説している。

 

新しい取り組みをする際に始めることを念頭にスタートを切ることが多かったが、ここまで戦略的に進めることが求められることに気づいた。